どうも、軍曹です!

 

めちゃくちゃ寒くなって来ましたね。

 

政治に特段関心が高い訳ではないのですが、ちょっと思った事を書きたいと思います。

 

加計学園報道のあらまし

加計学園問題ってなんだっけ?という方は以下のサイトを参照。

 

加計学園問題とは? これまでの経緯、浮上した疑惑を振り返る|The Huffington Post Japan

 

簡単に言うと、学校法人加計学園が愛媛県に獣医学部を新設する手続きを巡って、安倍首相が何らかの不当な関与をしたのではないか、という話。

 

一連の報道の発端は、2017年2月から騒がれだした「森友学園問題」。もうだいぶ前の話ですね・・・

 

学校法人森友学園に対し、国有地が不当に安い価格で売却されたのではないか、という議論が国会で出され、当該地は安倍昭恵夫人を名誉校長とする小学校の建設予定地であった事もあり安倍首相の関与が取りざたされました。

 

で、様々な疑惑を追及する過程で、別の学校法人である加計学園への関与も問題視される様になりました。

 

マスコミにはかなり大きく取り上げられました。TVでは毎日の様に国会での答弁や森友学園の籠●理事長(当時)のインタビュー映像が流れ、「またこの報道かよ・・・」と思ったのは私だけではないでしょう。

 

結局、安倍首相は2017年9月28日に衆議院を解散し、10月22日に総選挙が行われました。結果は自民284議席、公明29議席で与党の議席数は全体の3分の2を超え、与党が圧勝する結果となりました。

 

TV時代の終焉を一連の報道に見る

与党が選挙に勝ったのは、対抗馬(希望・維新など)の力不足もありますが、一連のマスコミ報道への「冷ややかな世間の見方」が如実に出た結果でもあると思います。

 

TVを中心としたマスコミは選挙前、連日の様に安倍首相の学校法人に対する関与、関連する行政機関の「忖度(そんたく)」について取り上げていましたが、選挙結果にはほとんど影響しませんでした。

 

現在、TVが提供するコンテンツ視聴者が興味のあるコンテンツの間にギャップが生じやすい状態にある、と私は考えています。

 

現に、「加計学園問題」でGoogle検索すると、真っ先に「加計学園問題 どうでもいい」が候補として出てきます。

 

視聴者が「どうでもいいな」と思う様なコンテンツを扱っていては、TVが持つ「マスメディアとしての影響力」は今後減っていく一方でしょう。

 

TVはもはや、ネットというまな板の上の魚でしかない

思えば、SNSやインターネット掲示板の流行によって、私たちのTV番組の楽しみ方はだいぶ変わってきました。

 

ひと昔前であれば、学校や職場で、

 

A「昨日のTV見た?」

 

B「俳優の○○が出てたやつでしょ?カッコよかったね〜」

 

という様な会話がされ、現実に会う人達とTV番組の内容を共有するというのが一般的な楽しみ方だったかと思います。

 

ところが今は、SNSや実況掲示板などで簡単に感想などを共有できます。瞬時に反響が拡散し、放送内容が視聴者の反感を買ってしまった場合には瞬く間に炎上します。

 

そりゃあ影響力も弱くなりますよね。

 

「めちゃイケ」と「とんねるず」も終了、TV番組のこれからは?

そんな中、フジテレビ系列の長寿番組「めちゃ×2イケてるッ!」と「とんねるずのみなさんのおかげでした」が2018年3月で終了するという発表がありました。

 

「めちゃイケ」「とんねるずのみなさんのおかげでした」放送終了へ 20年以上の歴史に幕|The Huffington Post Japan

 

いずれもバラエティー番組の筆頭として長年続いてきた番組ですが、最近では、9月28日に放送された「とんねるずのみなさんのおかげでした」30周年スペシャルにおいて、再登場したキャラクター「保毛尾田保毛男(ほもおだ・ほもお)」が差別的表現を含むものとして炎上したという一件もありました。

 

今のご時世で求められる「無難に面白い」バラエティー番組を作るのはとても難しい事なのかもしれません。

 

また、解散したSMAPの元メンバーである稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾は現在新しい地図として活動しています。

 

数年前であれば想像も出来なかった事ですよね!

 

というわけでTVを取り巻く環境は劇的に変化していますが、もちろん愛されているコンテンツも存在します。

 

TV番組でいうと世界の果てまでイッテQ!や、マツコの知らない世界|TBSテレビなんかは面白いコンテンツだと思います。

 

発想や構成力が優れていないと生き残るのが難しいという現状ですね。

 

ネットを媒体とするメディアに影響力を削がれつつありますが、いまだにTVが話の「ネタ」を提供するメディアとしての力を失ったわけではありません。

 

今後も視聴者の興味を引きつけるコンテンツを提供してくれることに期待しましょう!

 

軍曹でした〜